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翻訳一般 Q&ASCHOOL

ソフトウェア翻訳、ローカライズについて

ソフトウェア翻訳業界の現状について教えてください。

 
「ソフトウェア翻訳」とひとくちに言っても、個人がパソコンで使うアプリケーションから、企業で使われる大規模なシステムまで、その規模や内容/文章の難易度もさまざまです。 
各方面でのIT化が進んだ結果、ソフトウェア翻訳も安定した需要が見込める分野に成長しました。これからは、より専門的なコンピュータの知識や、翻訳支援ツール「TRADOS」の操作といった実務スキルを備えたソフトウェア翻訳者が求められています。
 
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「ローカライズ」とはどういう仕事ですか?

 
ソフトウェアの多言語対応のこと。その中でも“ローカライズ翻訳”はマニュアルやメニュー等を日本語に翻訳する仕事です。 
難しそうと思われていますが、定型に慣れてしまえば未経験者でも大丈夫です。また、「TRADOS」などの翻訳支援ツールを使う場合が殆どですので、英語がそれほど得意でない人でも、訓練すれば十分翻訳者としてやっていけます。
 

ソフトウェア分野の翻訳というのは、ある程度専門知識のある方を対象とした文章の翻訳がほとんどなのでしょうか? 専門知識のない一般的なユーザをを対象とした翻訳があるとしたら、どういったものがありますか?

 
一般的なソフトウェア分野の翻訳では、それほど深い知識が必要になるわけではありませんが、対象ドキュメントなどを理解するためにも、ある程度の専門知識が必要になります。ただ、どちらかというと、適切な用語で訳すなどの慣れのほうが重要かもしれません。 
MS Office の製品 Web ページなどは一般ユーザー向けですが、機能の紹介などになると、Office の機能のある程度の知識が必要になります。また、Windows OS のユーザーインターフェイスも一般ユーザー向けですが、こちらも Windows の機能をよく知らないと、訳すのは難しいでしょう。
MSDN など、開発者向けのドキュメントになると、深い専門知識が必要になってきます。
 

「TRADOS(トラドス)」という翻訳支援ツールについて教えて下さい。

 
ローカライズには「翻訳支援ツール」を使う翻訳会社が殆どです。以前訳した類似文書を利用できるのが大きなメリットです。コンピュータの画面上で、翻訳メモリ(TM)から訳語を選ぶだけなので、一から翻訳をしていくのに比べ、はるかに楽に翻訳ができるのです。 
同じようなパターンの文章が繰り返し出てくる場合や、1冊のマニュアルを複数人で担当する場合の訳語統一、バージョンアップ版のソフトウェアマニュアルの翻訳などに特に威力を発揮します。
「TRADOS」は業界標準の翻訳ツールです。
 
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「TRADOS」が使えないと翻訳者になれませんか?

 
「TRADOS」が利点を発揮できるのは、同じようなパターンの文章が繰り返したくさん出てくる場合です。代表的なものに、ソフトウェアのマニュアルがあります。最近はクライアントが翻訳ツールを指定して発注する仕事が増えており、翻訳会社も翻訳ツール使いこなせないと仕事を失うという危機感を持っています。従って、TRADOSに限らずツールが使えるというのは必須条件となります。
 
■通学講座 TRADOS講座 翻訳者・チェッカー編
 

「TRADOS」の購入は必要でしょうか?

 
フリーランスの翻訳者の場合、以前はTRADOSを翻訳会社などから支給されていましたが、最近ではTRADOSを持っていることが発注の条件になるケースもあるようです。
ソフトウェア分野の翻訳者にとって、TRADOSなどの翻訳ツールを扱える事は必要ですが、購入するかどうかはフリーランスになるときに検討すればよいでしょう。
 

ソフトウェア翻訳者の収入はどれくらいですか?

 
フリーランスの場合、英文和訳は原文1ワードあたり9~10円の収入になります(※)。1日実働8時間として1500~2000ワードはこなせますので1カ月20日勤務とすれば、月収は40万円程度です。
※イカロス出版「通訳翻訳ジャーナル2014SUMMER」より
 

ITの英訳は需要が少ないのでしょうか?

 
和文英訳の翻訳が発生するのは、日本企業が開発した製品を輸出する場合です。例えばキャノンやエプソンなどのプリンタ関連は、マニュアルから特許まで英訳の仕事があります。
IT系では、ソフトウェアに関しては残念ながら日本発の製品が少ないため、英文和訳に比べて和文英訳の仕事も少ないのが現状です。
 
需要の多いコンピュータ関連の翻訳をやりたいのですが、実際にはコンピュータは多少使える程度で、基本も知らずに調査で補っている状態です。どのようにしたらこの状態から抜け出られるでしょうか?

 
いかに技術が進歩しても変わることのない土台にあたる知識を、系統立てて理解することです。こうした知識は最新の内容にも適用することができます。まず、コンピュータ の解説書(自分に向いていると思うもの)を、1冊完全に読み切ってください。必ず自信につながります。読み切ることです。
 


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